陶器といえば真っ先に思い浮かぶのはお皿や置物ですが、陶器を生活の中に取り入れることでより上質な空間を作りあげることができます。
お部屋のアクセントとしてアレカヤシなどの観葉植物を飾ることがあります。そして植物をお部屋に飾る際にかかせないのが、上質な素材でできた鉢の存在です。もちろんアレカヤシにはマイナスイオン効果のみを期待し、見た目の問題は気にしないということであればプラスチックの鉢を使っても大きな問題はありません。しかし見た目と機能性を考えるのであれば、お部屋で使う鉢には陶器のものが適しています。テラコッタが使われることもありますが、テラコッタの鉢をひとつ置くだけでも部屋の雰囲気がイタリアやフランスのカントリー調にグッと近づいてしまうといったデメリットがあります。その点、陶器の植木鉢を使えば白や茶色、瑠璃色と色の選択肢も豊富で部屋の雰囲気にマッチしたものを選べる可能性が高まり、また水分の浸透もよく植物にとっての環境としてもパーフェクトです。
そしてお部屋に絵画を飾る代わりに陶額を飾ることでも、ワンランク上の空間が完成します。
陶額とは陶画を額縁にいれたもののことで、九谷焼や七宝焼きで描かれる題材は、赤富士であったり桜であったり、日本を感じさせてくれるものが多いです。一方、ドイツのマイセンのものなどには、お城やドレス姿の女性などが描かれ、華やかさを感じるものも多くあります。陶額はそれ自体に主張のあるものが多いため、季節によって陶額の架け替えを楽しむのも一つです。
お部屋のインテリアに合わせて陶器を何点か取り入れるだけでも、豊かなライフスタイルをおくれるでしょう。